　5月16日、開催中の「第62回カンヌ国際映画祭」で、映画「花木蘭」で共演したヴィッキーとチェン・クンが発表記者会見に出席し、予告編とポスターを公開しました。

　映画「花木蘭」は、1998年にディズニーが製作したアニメ映画「ムーラン」の実写版。ヴィッキーがヒロインのムーラン役、チェン・クンがムーランに心ひかれる将軍役を演じています。

　アクションシーンも多いこともあり、ヴィッキーはこの映画の撮影を通して体重が減ったという。体重が落ちただけでなく忍耐力も養えたと語りました。

　中国を代表するイケメン俳優のチェン・クンだが、ハンサムぶりに嫉妬したのか、映画ではマ監督から“ボロボロ”にされてしまったという。

　映画の名門大学・北京電影学院で同級生だったヴィッキーとチェン・クンは、10年以上の仲良しとして知られるが、記者会見でも呼吸はピッタリ。

　このチェン・クンの“ボロボロ”ぶりにヴィッキーは、「それでもやっぱりカッコよかったわよ」とすかさずフォローしていました。

予告編では、鎧兜をまとい颯爽と馬に乗って戦に挑む、ヴィッキー演じる「花木蘭」の姿がクローズアップされ、その勇ましい姿に会場からは拍手が沸き起こりました。

　「この役を演じるためには常にテンションを上げ、自信に満ち溢れた気持ちを維持しなければいけなかった。数千数万人の兵士を率いるなんて、偉大すぎて想像もつきません。兵士を従えるため花木蘭は、女性らしさを忘れずに男性的な豪快さも出していたのだと思います。彼女の魅力や性格を表現するのに苦労しました」とヴィッキーがコメント。

隣にいたチェン・クンは、「ヴィッキーには完敗。同じ学校で演技を学び、もう10数年の付き合いになりますが、演技は日々成長しています。僕に勝てることは何もない」と絶賛。

　マ監督は「花木蘭の伝説は、過去にディズニーが手掛けたアニメ『ムーラン』で映画化されましたが、中国の歴史や文化を深く理解しているのは、我々中国人。素晴らしい作品の完成に、期待していてください！」と自信満々でＰＲに努めていました。

　日本での公開に期待したいです。　「レッドクリフ」に続き、“男前”のヴィッキーに注目が集まりそう。